年末の骨折から回復してきたので、リハビリ山行しています。先週は棒の峰に行ってきたのですが、人が多くて・・・今週は、人に会わなそうなところで、滝があって涼が得られそうなところに行ってきました。三十三尋ノ滝の滝がある沢は、鳥首峠への登山口の反対側の、出合が2段ぐらいの小滝がある沢です。入り口は、昔は鉱山の事務所の裏を通って、対岸への踏み跡をたどっていたみたいですが、今は「立入禁止」「防犯カメラ作動中」などの看板があるので、適当なところから沢を渡り、対岸の斜面にとりつきました。踏み跡も鹿道のように薄く、適当に進みやすいところを斜面をトラバースして沢へ進みます。出合の滝の上あたりで沢に戻り、沢沿いに小滝を越えたり巻いたりしながら進みます。沢に降りずに、左岸側の尾根で高度を上げたほうが楽だったかも。
雨の後ということもあり、三十三尋ノ滝は結構見栄えがしました。三十三尋ノ滝の水は、少し金属臭いので、あまり飲みませんでした。三十三尋ノ滝から尾根に戻り、稜線のショウジクボの頭まで。暑いが、杉や檜だけでなく、ブナなどの広葉樹林も現れるのがありがたい。尾根道は数十年前は登山道で、今は廃道ですが、道型は生きているので、崖のそばの崩れやすいところで気を付けていれば問題ないところでした。稜線に上がるとショウジクボの頭。稜線は南西の長沢背稜方面が開けていて、滝の入の頭を過ぎた辺りまで景色が良いところ。風も気持ちよいので滝ノ入の頭で休憩しようとしたところ、虫が多く寄ってきて、そのうちスズメバチも2~3匹・・・早々に退散しました。
鳥首峠から下山しましたが、最初に登山道を横切る小沢の水は、結構おいしかったです。出会った人は、鳥首峠から下山するときに会った4人だけだったので、密は避けられたかとおもいます。昔はハイキング客が多くて、白岩集落には売店もあったとのことですが、今は訪れる人もいないような廃屋の集落…集落の中のささやかな広場が、誰もおらず明るく輝いていました。(家~白岩までの往復は、どこにも寄らず、自家用車で行きました。)