日本百名谷のひとつ、三ッ釜の美しさに一度は行きたいと思っていた沢である。この時期の谷川周辺の沢は雪渓がまだ大きいので、ちょっと早いけど行ってみようかと。会の新人の沢デビューでもある。
入渓直後からその水温で上部に雪渓があるのはすぐ分ったが、昨日の西ゼンよりは温度が高いので少しほっとする。とはいえ水量が多く泳ぎも多いのであっという間に体温が奪われ寒くて震えが来た。途中雨が降り出したが、もはや雨の方が温かいので気にならず。
出来るだけ高巻をしなようにとは思っていたけど、その水量で無理な場所も多く感じ神経がすり減る。高巻では踏み後の状態、フキとかの草が折れていなかったところをみると今シーズンはまだ誰も上がっていないのでは?とも思える。
三ッ釜はそれは見事で、この為に来たのだと素直に喜んだ。
しかし地形図で沢を確認したがそこから林道までの慮りが長く感じ、最後は焦りからか歩くスピードが上がってしまう。橋を見た瞬間思わず大の字に寝そべってしまった。
トポでは4級となっており、核心はその長さと高巻にあるのではと思う。しかし深澤君は沢デビューで良く付いてこれたと感心。
昨日の西ゼンで10時間、次の日の釜川で12時間でしかもエスコートでフルトップ、とまぁ自分を褒めてもいいかも。
もう一度、今度は暑い時期に幕営で山頂まで行くのもいいかな。