9月12日連休2日目。予想外の大雨で2回敗退している八ヶ岳横岳西壁の小同心クラックへ。前回、前々回は天気予報ですら予想出来なかった大雨で敗退。今回は台風が来ているのにもかかわらず、風もなく穏やかに晴れていて登攀日和♪
朝6時に赤岳山荘を出発。今年4回目で道がわかっているため短く感じるのか、休憩なしで散歩気分で赤岳鉱泉到着。鉱泉で小休止し、大同心基部まで目指して大同心沢分岐からアプローチ開始。最初は大同心沢から踏み跡をたどり尾根に出る。だんだんと斜度が急になり、立木を掴んで登る様な急登が続きヘロヘロに。
森林限界が近づいて視界が開けてくると、正面には大同心が見えてきてテンション上がる!岩場を乗り越え、ザレザレで滑りながら急登すると大同心基部に到着。大同心の正面壁は間近で見ると大迫力。大同心基部から草付をトラバースして、小同心基部へ登り返すと大テラスに到着。
登攀開始!!P目、最初は斜度の緩い階段状。掴みやすいホールドの連続だけれど、もげるんじゃ?と信用ならないので慎重にテイスティングしながらゆっくり登る。チムニーは身体を中に入れるとかぶってしまうため、怖がらずに身体をなるべく外に出してステミングで登る。前日にフェニックスの大岩でチムニーの練習をしていたので、怖いよーって半泣きにならずに済んだ。
2P目もホールドは豊富でチムニーを登る。チムニーは1ピッチ目よりも傾斜があるので、中に身体を入れ過ぎないように気をつけながら外側のスタンスを使ってステミングで登る。3P目、小同心の頭に向かってバンドを登り終了。小同心の頭からは横岳山頂(奥の院)を目指して登る。途中、念のためロープを出してもらい横岳山頂で終了。
横岳山頂も風がなく、富士山もアルプするもよく見えてぽかぽか陽気だったので、1時間ちょっと山頂でのんびり過ごし、硫黄岳回りで赤岳光線へ降りる。赤岳鉱泉でおでんを食べて下山。