前日にCフェースの大渋滞予想が出来ていたため、のんびり取り付きを目指す。劔の一般登山道を眺めると富士山のご来光渋滞のような渋滞が出来ているのがよく見える。
久々のアイゼン装着。雪渓歩きも最初は楽しかったけれど、いつまでも続く雪渓に途中で飽きる。雪渓歩きにうんざりするころ、取り付きにやっと到着。渋滞最後尾だったパーティが登攀準備中。話によると5時過ぎから渋滞が始まっていた模様。遅めに到着して正解だった。
のんびり準備をし登攀開始。晴天に恵まれ、どこを眺めても絶景。クライマーしか見れない景色に感動しながらクライミング。向いの源次郎尾根を眺めると、懸垂で大渋滞している。こちらも先行パーティが遅く、追い付いてしまいしばしば待たされる。
4P目の抱きかかえるようにトラバースするナイフリッジで、怖いよーっと半泣きになったけれど無事に登攀完了。下山の懸垂下降後のクライムダウンでまた泣きそうになりながら5・6のコルへ降り終了。帰りも延々と続く雪渓にうんざりしながら、最後は疲労困憊でテン場到着。