六峰の取付きに向かって長い長い雪渓歩き。今年はトレーニングをきちんとしたからか昨年ほどよりは辛くない。順番待ちを覚悟し、少し遅めに出たが、混雑していたのはCフェースのみ。間違えようもないのだが、一応取り付きで準備してきた取り付き写真をスマホで確認し前のパーティがやたらと落石を起こすので、少し時間を明けてスタート。
見上げるフェースは確かにCフェースよりは傾斜もある。1ピッチ目は顕著なハングを巻くように登り、あっという間にビレイ点に到着。前のPがまたもや起こした落石が足元に消えていく。2ピッチ目はやさしい。3ピッチ目、遠目に張り付いていて全く動かなかったクライマーがいたピッチだ。慎重にルーファイしてイヤラシ気味の左トラバースを慎重にこなす。直上も可能なようだが、張り付いて動けなくなるほどじゃないだろう行ってみたが、「多分この辺で躊躇してたんだろう」と納得できるトラバースだった。4から6ピッチ、リッジに出ると、Ⅳとあるが気持ちもよく、それほど難しさも感じず高度感いっぱいで眺望もよく爽快なクライミング。
八ツ峰縦走路に出ると雷鳥ファミリーが待っていてくれた。後立山の稜線の滝雲を眺めながら5.6のコルへラッペルを交えながら下山。