1日目、広河原に降りるなり、強風と雨でテンション下がる。ロープ等が濡れないようにパッキングをし直し、御池小屋に向けて出発。雨はすぐに止み、のんびり歩いて3時間弱で小屋到着。小屋の布団でゴロゴロした後、翌日の取り付き偵察へ。ヘッデンでも気付くように目印を作り小屋へ戻って夕食。翌日に備え、早めに就寝。
2日目、2時起床。3時過ぎにバットレスに向けて出発。暗闇の中、ヘッデンを点けて取り付きを目指す。1時間半くらいかかってDガリー大滝の取り付きに到着。すでに1パーティーが到着していて、大人数のパーティーだったため最初から順番待ち。平日にした意味がない。
上からの落石も怖いので、5尾根支稜をピッチを切りながら登る。大きめの広場のようなテラスで一息入れて、ちょっとだけ恐いトラバースへと向かう。
この先どうしようかとCガリーの方へ偵察に向かうも、やっぱりガレていて却下。少々戻って、トポを見ながら行ったことのないクラックを直上してみようと一番ムズいルートを選択した。クラックが苦手な私は予想外のクラック2カ所に泣かされそうになりながら赤く4とペイントされた取り付きテラスに到着。FとKはここでタイムアウト。ここまでもショートトリップだったので、満足?しての同ルートで下降下山となった。私たちはもう1泊小屋泊まりを決め4尾根開始。
前のパーティーが遅かったので途中途中待ちが多く、結局終了したのは14:30となってしまった。ツルツル滑る三角形の白い垂壁、一歩が怖いハンドトラバースやちょっと腕力が必要な城塞チムニーと抜けて終了。
2年前に凄いなあと登っている人を眺めた時はまさか自分がバットレスに登れるとは思ってもいなかったので山頂に着いた時はいつも以上の達成感を感じた。Fの代わりにフル装備で記念撮影をし、小屋へ向けて下山。小屋についてまたひと騒動。なかなかFくん、やらかしてくれる。翌朝はFくん達の荷物をダブルザックにして下山。とまあ十分満足する山行でした。