参加者:O野他6名
秩父影森セブン-イレブンに6:00に集合。30分ほど朝のお勤めとお昼の買い物をすませて、浦山口駅方面の橋立林道を経て武甲山の浦山口側登山口へと向かう。
今日は埼玉岳連の清掃登山の一貫で、「埼玉県・関東ふれあいの道及び県立自然公園の清掃登山」の中から武甲山を選択し、付近の沢で少々気になっていた「橋立川本谷」からアプローチし、山頂へ登る過程で「清掃」する計画とした。
林道から見える橋立川は水量も多く、綺麗な渓相をしている。林道の終点から武甲山の「長者屋敷尾根ルート」に入らず、すぐ入渓した。5分程で本流にかかる見事な10m直瀑。この滝は直登は無理なので右壁から巻くように登り、その後も小滝を遊びながら越えて行く。小さな滝でも釜は意外と深く、手頃な大きさの滝が多く、ロープ無しで歩くには十分楽しめる。
5m滝を、まぁ落ちたところで釜は深く、余興になるので微妙なムーブと、恐々2歩のトラバースで越え、しばらく歩くとプロテクションのない15m大滝に到着した。15mから20mに昇格させてもいいだろうと思える見事な滝で、左側からシャワーで突破、、、、、出来るんだろうが、作業道から回りこんで上から垂らしてくれたロープでありがたく確保されつつもしっかり越えた。ここでほぼ滝場は終了。しばらく河原歩きをすると、左にシラジクボに繋がる登山道(仕事道)が現れ、遡行を打ち切った。本来はもう少し上まで遡行する予定ではあったが、水量も少なくなってきてツメも苦行となりそうだったので、ここで打ち切るのが得策なのだろう。遡行した記録も少なく、余り期待はしていなかったが、意外と楽しめた遡行だった。
ここからは、アプローチシューズに履き替えて武甲山までのハイキング。本来の目的の「清掃」をすべく、目を皿のようにキョロキョロしながらシラジクボの標識のある稜線まで。ここからは頂上まで30分ほどで着く。頂上手前の御嶽神社のある広場にはハイカーが昼食を楽しんでいた。皆さんのマナーも良く、ゴミは殆ど無いというより皆無。展望台まで登り、皆でお昼をする。20歳の誕生日をハイキングして山頂でお祝いしている女子グループを微笑ましく見ながら、このようなカタチで永く健全にアウトドアのカルチャーが根付くと良いなと思う。クラッカーでお祝いして、「ゴミ、、ゴミ」と慌ただしく自分たちのゴミを拾い下山していく姿を見ながら、自分たちも展望台のゴミを拾い、清掃の報告写真を撮り長者屋敷尾根を下山した。
登山客の少ない沢からの入山ということもあり、「清掃」にフォーカスすると、不漁の登山ではあったが、「武甲山」へのアプローチとして、この橋立川本谷はもう少し登られても良いと思うし、夏の暑い日の水遊びをするにはちょうど良い沢であると感じた。
帰りはO野さんの「アルパイン道場」へ寄り道し、ロープワークの練習をしている最中、ジャック中根さんがクマミちゃんと来訪。クマミちゃんの写真を撮ったり、自己脱出の練習をしたり夕方の一時を楽しみ、あずま屋で下山祝いをして、あ~今日も一日良く遊びました。
(t26 記)