7月24日早Kさんと井戸沢に行ってきた。この井戸沢、ロープを出す1所箇所(もちろん出さなくても行ける)で、開けて明るくナメ滝が多いとても良い沢だった。
東北道を降り、ナビを那須板室温泉にセット深山湖を通り過ぎ大沢の林道に入る。道は狭いがドンつきの車止めまで行くと5〜6台ほど駐車出来るので、クルマをデポ。そのまま林道を三斗小屋宿跡の碑を横目で見ながら通り過ぎ、那珂川源流の碑のある橋まで歩く。
橋のたもとで準備をし入渓。50mほど歩くと左手に涸れ沢が見える。これが井戸沢だ。堰堤を過ぎ、慣らし運転で歩いていくとF1が出てきた。
水流沿いも登れそうなのだが、無理をせずセオリー通りの右側リッジからのトライとなる。越える部分1か所だけ力技を使わなくてはいけないが、しっかりした、「さっき打ったんじゃないの?」感のある軟鉄ハーケンにクリップして越えた。そこからが連続するナメ滝パーティーのような感じで、奥多摩のドブ臭さとは違う快適さが始まる。ただちょっと見た目よりヌメるかな。
下山路は峠沢を選択。登山道を大峠まで歩いた所でザックを下ろし、三本槍方面から下りて来た方とおしゃべりをする。この辺りを中心に歩いているそうで、時期を外してしまったのか、今年はニッコウキスゲの咲きがあまり良くないと言っていた。
大峠から三斗小屋方面へ歩いて1本目の沢、(帰っていろいろ話を聞いたところ、この峠沢よりもその次に出てくる中丿沢下降の方が面白いらしい)を下降する。
沢の下降は経験がないからか、よちよち歩くが、早Kさんスタスタ先に行ってしまった。お待たせしてすみません。
そんなんで峠沢下降シューリョー。帰りは那須板室温泉幸の湯で汗を流して東北道を走り帰ってきた。この井戸沢は昨年天気とのタイミングが悪く、宿題になった沢なのだが、とても良い沢でした。何より早Kさんが喜んでくれて自身も満足しました。